何度もお伝えしておりますアクロス重信の閉館の話題ですが、ついにこの時が来ちゃったんですね。

1月31日を持ってアクロス重信閉館です。


12年と3ヶ月の歴史に幕を閉じるアクロス重信について書かれた新聞記事を発見したのでお知らせします。


【毎日新聞記事より】
アクロス重信:西日本唯一の屋内ゲレンデ、12年の歴史に幕 惜しむ声や存続の願い--東温 /愛媛


 来場者数の低迷から12年間の歴史に幕を閉じた西日本唯一の屋内ゲレンデ「アクロス重信」=東温市西岡=は、スノーボード・ハーフパイプのバンクーバー五輪9位、青野令選手らを育んだ。最後の営業日となった31日、施設が滑走料無料で開放され、多くの来場者が別れを惜しんだ。施設は当面残し、譲渡先を探すという。【篠崎真理子】

 「本当に閉鎖されるという実感が、まだ沸かない」と語るのは、会社員の佐井千春さん(32)=松山市枝松。アクロスに通うため、5年前に仕事を辞めて高知県から移住した。「スノーボードのために移住するのは、年齢的にもう難しい。他県と比べて愛媛は暖かいので、スキー場が閉まるのも早く、滑る機会がものすごく減ってしまう。明日から何をすれば……」と、目を伏せた。

 「第2の青野選手」を目指しているという、松山市立東雲小4年の山本健太郎さん(10)は「学校が終わって練習に来られるので、勉強とスノーボード両方頑張れた。これからどうするかまだ分からない。(閉鎖で)オリンピック出場は難しくなるかもしれない」と途方に暮れていた。

   ◇

 閉鎖が決まって以来、施設を経営する久万総合開発グループ(久万高原町)の田村信介社長のもとには、県内企業から支援の申し出はあったが、具体的な譲渡の話し合いには至っていないという。田村社長は「スポーツに理解があり、若手選手の育成に情熱のある会社に受けてほしい」と望んでいる一方、「特殊な施設であることや不況もあり、難しい面もある」と、悔しそうな表情をのぞかせる。

 青野選手の父・伸之さんらが集めている施設存続を求める署名は、中村時広知事に近く提出される予定。

スノーボードをする為に移住した人や、将来のオリンピック選手を目指して日夜アクロスで練習続けた子供達にはとてもは残念な出来事ですが、これも時代の流れなんでしょうか。

一部には施設を運営してきた社長に対して無責任との批判的意見があるようですが、個人的には愛媛県の田舎で12年もよくぞ続けられたと評価しております。


施設は当面残し、譲渡先を探すそうなので引き受け先が現れてくれる事を祈るばかりです。



↓のブログではアクロス重信最終日の様子が近日中にアップされるようなので、アクロスの最終日に行けなかった方は是非、チェックしてみて下さい。



また、過去のアクロス重信 滑走レポートを一緒にご紹介します。



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